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』の考える化学物質と子供


 子供の体は、大人のように十分に発達していません。子供を作る生殖機能や、体に不要な物質を分解する代謝機能などはまだ発達の途中・・
 例えば、大人の場合、お酒には美味しいアルコールが含まれています。
 アルコールは肝臓でアセドアルデヒトに分解され、アセドアルデヒトの毒性によって、人は顔を赤らめたり、吐き気をもよおしたりします。
 肝臓で生成したアセドアルデヒトは更に分解されて最終的には二酸化炭素と水に分解されていきます。
 そのため、子供の機能が未発達ですから20歳にならないとお酒を飲んではならないとされてますよね?


 化学物質による毒性を研究される場合、調査の大半は体格が基準にされています。
 しかし、大人と子供は同じなの?って考え場合、意外とそうではありません。
 体重1`及び一日あたりの子供と大人の呼吸量と食事量を比較した場合、それぞれ、子供は大人の2倍以上多く摂取します。
 赤ちゃんになればもっと倍率があがります。
一日あたりの
子供とおとなの
呼吸量と食事量

※建築に使われる
化学物質辞典(風土社)より


 子供の体は先に述べた通りまだ発達の途中です。大人のように体が出来上がっていません。
 ですから子供大人の2倍以上を体に取り入れます。食べて。すって、育ち盛りですからね!
 未発達の体に2倍以上と言うことは、逆に環境中の科学物質を多く摂取することになります。
 結果、暴露される可能性は子供の方が大人より2倍以上高いことになります。
 さらに赤ちゃんは床をハイハイします。ハイハイして床の上にある手にしたものは必ず口に入れてしまいます。
 と言うことは床から放散される化学物質の影響を一番受けるのは赤ちゃん・・
 子供は自分の体の不調はあまり言いません。よほどでない限り。
 結果、子供が一番の被害者です。子供は自分の体調のことはギリギリまで言いません。

 おかあさんが『どうしてもっと早く言わないの!!』っていう言葉でしょうか・・。
 親もついうっかりしてしまうのですね。本当のところ・・・
 ですから健康な住まいを考える場合は必ず一番弱い立場の子供から考えたいものです。


 私たちの身の回りには5万種を超える化学物質が製品や食品に含まれて流通しているといわれています。

 これらの化学物質は私たちに豊かで快適な生活の恩恵を与えているのも事実です。
 その反面、環境汚染や健康への影響などが生じているのも事実・・・。
 しかし、今まで行われた健康調査などは大人を主体にしたものばかりです。
 子供への影響についてはまったく配慮されていませんし、化学物質の規制数値も
 子供に配慮された数字ではありません。

 先に述べましたが、科学物質が人に与える影響は子供の方が2倍高いわけです。
 近年増加の一方である小児のアトピー、喘息などのアレルギー性疾患発症理由のひとつとして化学物質の関与が考えられています。
 実際赤ちゃんの『ヘソの緒』からすべて化学物質が検出されている研究結果もききます。
 『』 はこれからの世代を担うおこさんたちのために化学物質の理解をより深めてもらう活動をしていきたいとかんがえています。